緑色の目をしたロシアンブルー

ロシアンブルーの魅力といえば、吸い込まれそうな美しいグリーンの瞳。しかし、子猫のころは青い目をしていることをご存じでしょうか?この記事では、目の色が変化する理由や病気との見分け方までわかりやすく解説します。

【記事のまとめ】

ロシアンブルーの目は、子猫のころは青い「キトンブルー」ですが、成長とともに鮮やかなグリーンへ変化していくのが特徴です。これはメラニン色素の増加による自然な変化であり、成長過程を見守ることが大切です。ただし、成猫の目の色が急に黄色っぽく変化した場合は、目の病気の可能性もあるため注意しましょう。

目次

ロシアンブルーの目の色

ロシアンブルーのグリーンの目の色は人為的に作られた

優雅で気品に満ちたロシアンブルーの特徴と言えば、シルバーブルーの被毛と鮮やかなエメラルドグリーンの目です。ロシアンブルーとして公式に認められている目の色はグリーンのみです。

この目の色は、交配によって人為的に作り出されました。ロシアンブルーの先祖はロシアに土着していた猫ですが、1860年ごろにイギリスに持ち込まれ、ブリーダーによって計画交配が行われました。

20世紀に入るとヨーロッパは戦争の時代に突入します。戦時中は食糧難によってロシアンブルーの飼育が困難になり、一時は絶滅の危機に瀕するほど個体数が激減しました。

戦後になると、個体数の回復を目的に異種交配が盛んに行われました。その流れでブルーの目を持つシャムと交配させたことで、現在のグリーンの目の色が定着したといわれています。

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生まれたばかりのロシアンブルーは目の色がブルー

生まれたばかりのロシアンブルー

実はロシアンブルーの目の色は成猫と子猫で異なります。成猫のロシアンブルーは鮮やかなグリーンの目をしていますが、生まれたばかりの子猫はブルーの目をしています。

目の色が違うことに違和感をもつ方がいますが、病気ではないので安心してください。子猫の目の色がブルーなのは、何もロシアンブルーに限ったことではありません。

この目の色は「キトンブルー」と呼ばれています。キトンブルーは「子猫の青」という意味で、子猫のころにみられる青い目の色を指しています。すべての猫は生まれてからしばらくの間、キトンブルーの目で過ごします。

 

子猫の目の色が青いのは虹彩の色素が少ないから

なぜ、ロシアンブルーの子猫は目の色がキトンブルーなのでしょうか? その理由を理解するには、目の色が決まる仕組みについて知っておく必要があります。

猫の目は「虹彩」が大部分を占めています。虹彩とは瞳の周りにある円盤状の薄い膜で、伸び縮みすることで瞳の大きさを変えて、網膜に届く光の量を調整する役目を担っています。

猫の目を間近で観察するとわかりますが、瞳の色は常に黒です。猫の目の色とは瞳の色ではなく、この虹彩の色を指します。つまり、生まれたばかりのロシアンブルーの目が青いのは、虹彩の部分が青いからなのです。この虹彩に色をもたらしているのが色素です。

生まれたばかりの子猫の虹彩が、キトンブルーという淡い色なのは、虹彩の色素が極端に少ないことが理由とされています。

 

子猫の目の色には個体差がある

ロシアンブルーの子猫の目はキトンブルーという淡い青色をしていますが、すべての猫が同じ色合いなのかというとそうではありません。

キトンブルーにも個体差があり、鮮やかな濃いブルーの目を持つ子猫がいれば、少しグレーがかったブルーの目を持つ子猫、イエローに近いブルーの目を持つ子猫もいます。

ロシアンブルーの子猫の目の色はブルーやイエローとされていますが、これはキトンブルーの個体差によるものです。ロシアンブルーの子猫の目がイエローに見えるからといって病気とは限りません。

関連記事:ロシアンブルーの飼い方の注意点

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成長すると変化するロシアンブルーの目の色

成長すると変化するロシアンブルーの目の色

成長するにしたがってグリーンへと変わる

生まれてしばらくの間はキトンブルーだったロシアンブルーの目の色も、成長するにしたがって少しずつグリーンへと変わっていきます。目の色が急にブルーからグリーンに変わるわけではなく、気が付いたら目の色がグリーンだったというほど変化はゆっくりです。

グリーンに変わりはじめるタイミングには個体差がありますが、早ければ生後2か月ごろから変わり始めるといわれています。一方で2歳くらいにやっとグリーンに変わる猫もいるといわれています。

ロシアンブルーがキトンブルーの目でいられるのは、ほんの短い間だけです。淡い青色から鮮やかなエメラルドグリーに変わる過程をよく観察してみてください。

 

目の色が変わるのはメラニン色素が増えるから

ところで、どうしてロシアンブルーは目の色が変わるのか疑問に思う方がいるかもしれません。目の色の変化には「メラニン色素」が関係しています。

人間の体内でメラニン色素は、有害な紫外線から皮膚を守る目的で日焼けさせたり、髪を黒くする働きがあります。このメラニン色素は猫の体内でも作られています。しかし、猫は人間のように皮膚が露出していませんし、黒い髪も生えていません。その代わりに、目の色を決定づけているのです。

生まれたばかりの子猫はメラニン色素が少ないので、目の色は淡いキトンブルーです。成長するとメラニン色素がたくさん作られて定着することで、目の色がグリーンへと変わります。

目の色が黄色がかったロシアンブルー

目の色が黄色がかったロシアンブルー

ロシアンブルーのグリーンの目の色には個体差がある

生まれたばかりのロシアンブルーの目の色はキトンブルーですが、成長すると鮮やかなエメラルドグリーンへと変わります。しかし、同じグリーンでも色合いには個体差があります。

ロシアンブルーとして認められる目の色はグリーンのみであるため、「目の色が黄色っぽいけど、本当にロシアンブルーなの?」と疑問に思う方がいます。

もちろん、目の色が明らかに黄色い猫はロシアンブルーではない可能性がありますが、同じロシアンブルーでもメラニン色素の量には個体差があります。メラニン色素が多いと目の色は赤に近づきます。そのため、目の色が黄色がかったグリーンのロシアンブルーも存在するのです。

また、エメラルドグリーンであってもグラデーションになっていますから、光の当たり方によっては黄色く見えることもあります。

いずれにしても目の色が多少違うからといって、ロシアンブルーでなくなるわけではありませんから安心してください。

 

目の色が急に黄色くなったときは病気を疑う

ただし、成猫のロシアンブルーの目の色が急に黄色くなったときは要注意です。メラニン色素によって急激に目の色が変わることはありません。

考えられるのは「結膜炎」や「角膜炎」などの目の病気です。目やにが溜まると目が黄色く見えることがあります。目やにが多くないか、充血していないか、目をちゃんと開いているかをよく観察しましょう。そのうえで普段と違うと感じたときは早めに動物病院を受診してください。

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ペット保険比較のピクシー編集部
この記事の監修者 ペット保険比較のピクシー編集部

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