通院補償がついているペット保険

通院補償

ペット保険には通院補償が必要?

ペット保険には、通院補償・入院補償・手術補償などがあり、保険会社や補償プランによって補償範囲が異なります。一般的には、通院・入院・手術を補償するフルカバー型と、そのうちの一部を補償する特化型のペット保険に分かれます。

ペット保険を探しているなかで、「通院補償は必要?」と感じた方もいるでしょう。
結論から言うと、今後の治療費の負担を軽くしたいなら通院補償つきのプランがおすすめです。

 

通院補償とは、病気やケガの診察や処置、薬の処方など、動物病院で支払った「入院や手術以外の診療費」が対象です。通院補償があれば、外耳炎や皮膚炎のように複数回の通院が必要になりがちな病気にかかった場合でも、経済的負担を軽減してくれます。

PS保険では保険金支払いの9割以上が通院費用というデータもあり、通院補償つきのプランはペット保険のなかでも人気が高くなっています。
参照:PS保険「ペット保険の9割以上が通院補償による利用」

ペットの通院にかかる費用は?

それでは、平均的な通院費用はどれくらいなのかみてみましょう。
アニコムによると、犬の通院1回あたりの費用は平均で1万183円、猫は8,414円です。一方で年間通院費の総額は、PS保険のデータから犬が2万6,000円に対し、猫は2万1,000円となっています。

また、アイペットによると、犬のアレルギー性皮膚炎のために2日間通院して約3万円かかった例もあるようです。
通院を繰り返すことで費用がかさむことも少なくありません。加えて、ペットの年齢が高くなるほど多くの費用がかかる傾向にも注意が必要です。
参照:アニコム家庭どうぶつ白書2019
参照:犬・猫の通院・入院・手術費用は、いくらかかるのか?

ペットの診療回数は年間どれくらい?

次に、ペットの診療回数についてみていきましょう。
PS保険の調査によると、年間の通院日数犬が平均2.8回、猫は平均2.6回です。

また、アニコムでは犬の年間診療回数で最も多いのが慢性腎臓病で13.1回、猫も同様に慢性腎臓病で、その回数は15.0回となっています。
特に猫は腎臓病にかかりやすいため、尿量や飲水量がいつもと違う場合は早めに獣医師に相談しましょう。

犬や猫の品種や年齢によってかかりやすい病気は異なるため、発症リスクが高い病気の診療費や通院日数の目安を把握しておくことをおすすめします。

通院補償のメリットとは?

通院補償つきプランのメリットやデメリットを知ったうえで補償プランを選ぶようにしましょう。
通院補償のメリットとして、たとえば以下の3つが挙げられます。

・通院時も補償されることで自己負担額が抑えられる
・フルカバー型ならどんなトラブルが起きても安心できる
・気軽にペットを動物病院に連れていける

通院は、回数が重なるほど経済的負担が重くなっていく傾向があります。
しかし、通院補償つきプランに加入していれば通院費がカバーされるため、自己負担額が抑えられて安心です。
さらに、補償への安心感から金銭面を気にせずに動物病院を気軽に受診できることで、病気の早期発見にもつながります。

通院補償のデメリットとは?

一方で、通院補償のデメリットは以下の2つが挙げられます。

・フルカバー型は、特化型より保険料が高くなりやすい
・高額治療のみに備えたい方には向いていない

フルカバー型のペット保険では保険金を受け取れる機会が多い分、特化型よりも保険料が高めになる傾向があります。
また、場合によっては通院補償の日数制限や限度額が低いプランもあるため注意しましょう。
通院補償のあるペット保険の加入を検討するときは、保険を使う場面や自身の経済状況などをふまえて選ぶことをおすすめします。

こんな方には通院補償がついているペット保険がおすすめ!

治療費を気にせず、ペットを気軽に動物病院へ連れて行きたいという方には、通院補償つきのペット保険がおすすめです。とくに通院・入院・手術のフルカバー型の補償プランを選んでおくと、ちょっとした小さな健康トラブルから、高額治療が必要なケガや病気まで補償されるため安心です。